BLA会について
BLA会という名称は「Baron's Love Association」の頭文字BLAから来ており、薩摩(現鹿児島県)の今和泉島津家の末裔であり、男爵(バロン)家出身の島津氏の"後進を思う愛情"から生まれた会である、ということを意味しています。
残念ながら島津塾長(私たちはずっとそうお呼びしてきました)は、2012年12月に享年75歳で他界されましたが、私たちは島津塾長より受けた教え、指導を大切に守りながら、写真道を追究しています。
島津塾長は、私たちに写真に関する多くのことを教えてくださいましたが、なかんずく、私たちがもっとも大切にしているのは、その「精神」「心」です。
塾長は私たちによく
「花であれ、鳥であれ、何であれ、被写体と対話をして、『撮ってもいいよ』と言われたらシャッターを切りなさい」
「素晴らしい被写体と出会い、それを撮るときには、その被写体に対する感謝と、自分にその素晴らしい被写体を撮らせてくれている家族や多くの人たちへの感謝をこめて、『ありがとう』と心の中で言いながらシャッターを切りなさい」
と言われました。
私たちは、そうした島津塾長の写真表現に対する真摯で誠実な姿勢、その根底にある純粋な心、精神をこそ受け継ぎたいと願い、活動しています。
BLA会のあゆみ
6年前の2008年、練馬区石神井町のとある居酒屋で、島津久純氏と出会い、写真撮影のアドバイスを受けるようになっていた数名の者たちが、発作的に「山の頂上でチーズフォンデュなんぞ作って、それを喰らいながら酒を呑もうではないか!」という計画を立てたところから始まりました。
その日、島津氏から指導を受けながら写真を撮りつつ山を登り、頂上での宴会を満喫して下山する途中、島津氏が「この会を一回で終わらせるのはもったいないな。何か名を冠した会をつくって続けたらどうだろう」とつぶやき、皆が即座に賛同しました。その場で「BLA会」という会名が決まり、こうして活動がスタートしました。
それからは、件の居酒屋に集まっては、皆から塾長と呼ばれるようになった島津氏を中心に今後の活動について協議を行うようになり、まず「都電荒川線撮影会」が計画されました。撮影会後、それぞれが撮った写真を持ち寄っての品評会が持たれ、テーマ部門、自由部門の2部門でのコンテストも行われるようになりました。また、島津塾長にレクチャーをしていただいての写真講習会もスタートしました。
その後今日まで、年に数回の撮影会、品評会、撮影旅行等を行い、メンバー全員の写真技術は確実に向上してきています。
数年前から外部依頼によるイベント等の出張撮影にも応ずるようになり、それぞれの個性を活かしつつ、強力なチームワークを発揮しての撮影には、依頼主からも高い評価をいただいています。
活動
主要メンバーの多くが練馬区在住ということもあり、ここ数年、練馬区の二大祭である「練馬まつり」「照姫まつり」のオフィシャル写真班として、当会が撮影を担当させていただいています。練馬区報やパンフレット等にも、当会が撮影した写真が数多く使われています。
メンバーはそれぞれが個性的な写真を撮ります。ですから、風景・人物・イベント等、さまざまな要望やニーズへの対応が可能であると自負しております。
撮影会や講習会、フォトコンテスト、品評会等の開催、撮影旅行の企画、実行といったことがメインですが、依頼を受けてさまざまな機会、さまざまなシーンの写真撮影もお引き受けしています。
メンバーは皆、写真を愛し、自然を愛し、酒を愛し、歌を愛する、気のいい連中ばかりです。どうぞ、よろしくお願いいたします。